配信に最適な画質設定について

2020年7月15日水曜日

配信

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ゲーム実況配信に最適な画質とは?

自分は、ゲーム実況において画質というのは実はそれほど重要な要素ではないと思っています。視聴者が不快に思わない最低限のレベルをクリアしていれば基本的には問題ありません。ですが、この画質はさすがに、、、という配信があるのも事実です。どんなに魅力的な配信者でも画質が悪くて目が疲れるような配信だと長時間見ているのは厳しいものがあります。そこで、今回は配信に最低限必要な画質を実現するための設定について考えてみたいと思います。

大切なのは解像度、fps、ビットレート

最低限の画質を確保するうえで考慮しなければならないのは解像度、fps、ビットレートです。エンコード、アンチエイリアスの方式とか、色空間の設定とか、微調整するポイントはいくつかありますがそんなことは小さな話です。まず、自分のゲームに適切な解像度とfps,ビットレートを決めましょう。なお、PCの性能が不足していてまともにアンチエイリアスがかけられない場合などはおとなしくPCを買い替えましょう。

解像度
解像度は配信する映像の画面サイズです。解像度が高いいほど高精細な画像になります。Switchの出力解像度が、1920x1080なので、解像度だけを見ると、1920x1080にするのが良いのですが、ビットレートとの兼ね合いで1280x720のほうが良い場合があります。特にスマホのような小さな画面で見る場合、解像度を下げても影響が小さい場合があります。OBSでは 設定>映像>出力解像度 で設定します。

fps
fps(frames per second)とは1秒当たりのフレームの数です。フレーム数が多いほどなめらかな動画になります。60fpsだとヌルヌル動きます。30と60では確かに違いますが、fpsが高いほど同じ画質を維持するにはビットレートを高くする必要があるので、30のほうがトータルの満足度が高いケースもあります。OBSでは 設定>映像>FPS共通値 で設定します。

ビットレート
bps(bits per second)は1秒当たりの動画のデータサイズを示します。ビットレートが低いとブロックノイズが目立ち、モザイク状の画質になります。当然ビットレートが高ければ高いほど画質は良くなりますが、配信サイトごとに上限値が決められているのでそのビットレートの中で最適な解像度、fpsを選択する必要があります。また、上り回線の速度が極端に遅い場合には高ビットレートを選択すると配信画面が不安定になるので気を付けましょう。
OBSでは 設定>出力>配信>ビットレート で設定します。

で、結局どうすればよいの?

いつも言っているのですが、最適な値を考える際には、まずは検索することが大事です。 先人の知恵に頼りましょう。そうするとYoutubeのドキュメントに以下のような記載があるではないですか。ゲームによって最適な値は変わってきますが、基本的には以下の値を参考にすればOKです。

タイプ映像ビットレート、標準フレームレート
(24、25、30)
映像ビットレート、高フレームレート
(48、50、60)
2160p(4k)35~45 Mbps53~68 Mbps
1440p(2k)16 Mbps24 Mbps
1080p8 Mbps12 Mbps
720p5 Mbps7.5 Mbps
480p2.5 Mbps4 Mbps
360p1 Mbps1.5 Mbps

Openrecでの配信設定について

Openrecでは、一般配信者は5M(5000k)bps、公式配信者は10Mbpsが上限です。(追記:公式配信者全員ではなく、一部の公式配信者だそうです。)Openrecの仕様として、ビットレートを低くするほど、視聴者が選択できるビットレートの下限が低くなります。720p、60fps、5Mbpsの設定にした場合、視聴者側で選択できる解像度の下限は360pになります。より低ビットレートの画質、144pを選択するには2M(2000k)bpsで配信しなければなりません。最近は回線速度が遅く、利用可能なデータ容量の少ないMVNO契約のスマートフォンで視聴する人も多いので、自分の配信で選択できるビットレートの種類に少しだけ気を使いましょう。

一般配信者に最適な配信設定
ゲームにもよりますが、5Mbpsで1080p、60fpsでスプラトゥーンの配信をするとかなりブロックノイズが気になります。一般配信者は720p 30fpsに抑えておいたほうが体感の画質は高くなるケースもあります。下手に解像度、フレームレートを上げるのではなく、バランスの良い設定にしましょう。
公式配信者に最適な配信設定
一方、公式配信者については、1080p、60fpsで上限の10Mで配信で、それなりにバランスの良い画質だと思います。また、10Mで配信した際にも、ユーザーに表示される画質の選択肢が多くなるため必要に応じて画質を下げることもできます。配信PCのスペックやネットワークに問題のない限り、公式配信者は1080p、60fps、10Mbpsの設定で配信するのが良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。以下まとめです。
  • 最低限の画質を確保しよう
  • 利用可能なビットレートの範囲で最適な解像度、fpsを選択しよう


自己紹介

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40代リーマンです。OPENRECやMildomで配信をしています。ゲーム配信、ハゲ関連、株式投資などについての情報を紹介したいと思います。

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